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百貨店~H2Oホールディングス、高島屋~財務分析

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H2Oホールディングス(阪神百貨店、阪急百貨店)と高島屋の財務分析です。

まずは2010年の損益計算書と貸借対照表です。
高島屋とH2O
規模は高島屋が2倍近くあることが分かります。しかし、総資本回転率はH2Oの方が高いことが分かります。両社とも利益剰余金が多く、優良企業であることがうかがえます。

H2Oホールディングスと高島屋の各指標です。

H2O 2007年 2010年
収益性 ROE 6.4% 2.1%
ROA 2.8% 0.9%
ROIC 5.6% 1.5%
売上高当期純利益率 2.0% 0.7%
売上高総利益率 29.0% 27.8%
効率性
総資本回転率
139.6% 135.1%
売掛金回収期間 19.0 14.9
在庫回転率 17.1 16.1
仕入債務回転期間 39.7 35.3
手元流動性 47.1 33.1
安全性
財務レバレッジ
206.0% 227.3%
インタレスト・カバレッジ・レシオ 239.1 15.9
流動比率 111.2% 72.9%
当座比率 95.6% 60.4%
固定比率 138.1% 74.9%
長期適合率 95.3% 114.2%
有利子負債率 6.7% 17.7%
自己資本比率 43.6% 43.9%
 

高島屋 2007年 2010年
収益性 ROE 4.8% 4.8%
ROA 1.7% 1.7%
ROIC 3.7% 3.6%
売上高当期純利益率 1.3% 1.7%
売上高総利益率 27.1% 25.9% 
効率性
総資本回転率
133.8% 100.2%
手元流動性 9.4 31.4
売掛金回収期間 25.5 54.0
在庫回転率 19.5 22.4
仕入債務回転期間 41.0 52.5 
安全性 財務レバレッジ 277.6% 285.8%
インタレスト・カバレッジ・レシオ 9.2 16.1
流動比率 57.8% 87.4%
当座比率 44.7% 75.2%
固定比率 195.5% 183.1%
長期適合率 128.1% 107.5%
有利子負債率 19.5% 16.4%
自己資本比率 36.0% 35.0%
 
収益性ではH2Oホールディングスが値を下げていますが、高島屋はほとんど変わっていません。効率性はH2ホールディングスは良くなっていますが、高島屋は売掛債権回収期間や在庫回転率、仕入債務回転期間が上昇しており、H2Oホールディングスよりも高い値です。 流動比率・当座比率は低めですが、現金商売であることを考えると低すぎると言うことはないのかもしれません。高島屋の固定比率が高いのが気になりますが、長期適合率でみれば100%を少し上回る程度で抑えています。


両社のここ10年ほどの売上高の推移を見てみます。
高島屋売上高
 高島屋は10年かけてじわじわと売上高を落としていることが分かります。


それに対してH2Oの売上高の推移は
H2O売上高
 直近数年は下げていますが、10年かけて売上高は7倍近くまで上昇しています。


H2Oホールディングスは高島屋との資本提携を模索していましたが、2010年に経営統合中止が発表されました。高島屋の売上高がH2Oの2倍近くあるとはいえ、この10年間、勢いのあるのはH2Oの方です。
経営統合のメリットとしては
H2O→成長の加速
高島屋→縮小傾向に歯止め
といったものが考えられるでしょうか。

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